トップ > 裁判実務 > 判例 > 部品・原材料の製造物責任─製造物責任の法理と製品製造を衰退させる判決の実情─
部品・原材料の製造物責任─製造物責任の法理と製品製造を衰退させる判決の実情─
升田 純 著
2022年06月11日発行 A5判・393頁
ISBN:9784865564983
価格 : 税込3,960
円(税抜:3,600
円)
論点ごとに精緻に分析して、主張・立証の指針を示す!
本書の特色と狙い
製造物責任法の解釈を誤った裁判例による日本の製品製造分野の衰退を回避するために、最終製品の製造業者等の製造物責任と部品・原材料の製造業者等の製造物責任の関係について、実務現場の実態を踏まえた基本的な考え方を紹介するとともに、関連する裁判例を精緻に分析!
抗癌剤、洗顔石鹸、医薬部外品・化粧品、カーステレオ等の「部品・原材料の製造業者」の責任の有無の判断が分かれている裁判例を論点ごとに精緻に分析して、主張・立証活動の指針を示すとともに、訴訟リスクに備える!
施行から約25年が経過した製造物責任法の立法過程・趣旨を繙くとともに、施行後の判例と実務の動向を詳解!
編集担当者から一言
汎用品として製造された部品・原材料を使用して製造された完成品の欠陥が争われたときの、その汎用品たる部品・原材料の製造業者の責任は悩ましいと思いますが、本書ではその指針が示されています!
本書の主要内容
第1章 製造物責任法の施行後の動向
第2章 製造物責任をめぐる最大の重大問題
第3章 製造物の欠陥と科学・技術水準、予見可能性、回避可能性の考慮
第4章 製造物の欠陥の判断の基準時
第5章 製品の設計・製造等の実態・実務と部品等の製造物責任
第6章 最終製品の製造業者等と部品等の製造業者等の求償関係
判例索引